大桑中学校は地域住民とのコミュニケーションを図ることを目指しコミュニティ・スクール(CS)をオオクワガタCSとして開催しています。このCSでは定期的にFriendly講座を企画し、地域住民が講師として様々なテーマで講義・実習を行っています。これらのテーマは事前にCSに登録し、生徒の皆さんが受講したいテーマを選択することでFriendly講座が企画されます。今回、4人の生徒さんがアマチュア無線を選択し、大桑村災害ボランティアアマチュア無線クラブが講座を担当しました。
2024年6月26日(水曜日)の午前中に、オオクワガタCSとして「アマチュア無線」を含む複数の講座が開催されました。
当日はJH0LXU局(上田会長)、JR0NVS局(木下さん)、JJ0MLY局(藤原さん)、JA0WBT局(藤原さん)の4名で講座を運営しました。講師としてJH0LXU局がアマチュア無線の歴史、免許、運用周波数等の解説を行いました。総務省制作の電波紹介ビデオも視聴し電波通信について理解を深めました。


講義は2階教室で行われました。アマチュア無線のデモ運用で使うアンテナは裏通路に停めたモービルのアンテナを使用しました。VHS(144MHz)FM通信、HF(7MHz)のSSBとCW通信、WIRES-XやEchoLinkを使ったVoIP通信を実際の無線機と通信傍受を通して紹介を行いました。


無線通信体験として、生徒さんたちに簡易デジタル無線機(DCR)を持ってもらい、学校内外に分散してロールコール体験を行いました。生徒さんと講座を担当頂いている先生にそれぞれにコールサインとして1番から5番を割り当て、1番から5番、そしてクラブ員各局に通信順番を回して、現在位置や状況などを伝えあう無線通信体験を行いました。
講座後半では生徒さんからアマチュア無線従事者免許取得について質問が幾つも出され、クラブとしても免許取得講習会開催に向けて大きな弾みが付きました。
無線の楽しさと、無線技術(用語も含めて)の難しさもちょっと体験してもらえた大変に有意義な機会となりました。
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